こんにちは!たこぷーです!
だんだんと寒くなってきましたね!(記事執筆時は11月です)
寒くなってくるとウイスキーはさらに美味しく感じます。
飲んだ後の喉の焼けるような感覚!やめられません(笑)
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改めまして、今回はジェムソンというウイスキーの美味しい飲み方について紹介していきます。
買ってみたはいいものの、「美味しい飲み方がわからない」という人もいるでしょう。
なんとなく水割り&ロックで飲んでいる人もいるのではないでしょうか?
それもいいですが、他にも美味しい飲み方ありますよ!
ジェムソンはウイスキー初心者が飲むのにちょうどいい、クセの少なさがポイントです。
この記事ではジェムソンに合う飲み方を、独断と偏見でこっそり教えちゃいますね。
あ、私ですか?
私たこぷーはこんな人です。
これだけウイスキーのことを知っている筆者が、ジェムソンについて紹介します!
ご家族やご友人にジェムソンを飲んでいる人がいたら、美味しい飲み方をシェアして一緒に楽しんでください!
どうせ飲むなら最大限美味しく飲みたいですから!
この記事でわかること
ジェムソンの美味しい飲み方
ジェムソンの歴史
ジェムソンの種類
ウイスキーは超絶美味しい
ジェムソンのおすすめの飲み方紹介
それではさっそく美味しい飲み方から紹介していきますね。
ジェムソンはスッキリしていてクセが弱く、それでいて穀物の香りや味わいをしっかり感じることができるウイスキーです。
どんな飲み方でも美味しく飲めますが、その中でも特に個人的に美味しいと感じた飲み方を紹介します。
ウイスキーのいろいろな飲み方を紹介している記事もありますので参考にどうぞ!
https://たこぷー.site/https://xn--28jxa7e6z.site/whisky-how-to-drink-21introduction
ハイボール
もうウイスキーと言ったらこれですよね!
だいたいハイボールが合わないウイスキーってない気がします!
ジェムソンは価格的にもお手頃(1600円程度)なので、ハイボールで飲むには適していますね。
いいウイスキーをハイボールで飲んでいるとじゃぶじゃぶ飲めるので、ちょっと勿体ない気がします。
その点ジェムソンくらいの価格ならば、お手軽に美味しく飲めるのでおすすめですよ!
ジェムソンはオイル漬けの穀物のような香りが特徴です。
ハイボールで飲めば、穀物由来のスッキリとしたほんのり甘い香りが心地いいですね。
私はジェムソンを少し濃いめで飲むのが美味しく感じます。
ウイスキー:炭酸水[1:3]か、気持ちウイスキーを多くします。
美味しいのですが、かなりアルコール度数が高くなるのでガブガブ飲まないように注意しましょう。
まとめ
- ハイボールに適した価格、味わい
- 少し濃いめがおすすめ
- 飲みすぎ注意!
\ハイボールを詳しく紹介しています/
トワイスアップ
ジェムソンはトワイスアップも美味しく飲める飲み方です。
ジェムソンは主張が弱めなので、ウイスキーを飲みなれていない人でも飲みやすいはずです。
トワイスアップは、ウイスキーと常温の水を[1:1]で割る飲み方になります。
ウイスキーの味わいを作るときに、ブレンダーと呼ばれる職人さんが味を確認するための飲み方です。
ウイスキーの甘み辛み、その他さまざまな香りまですべてを感じることができるのがトワイスアップですね。
ウイスキーはアルコール度数が20%程度になると、香味成分が開くと言われます。
これは、ウイスキーが40%以上のアルコール度数をもっていて、普段は香味成分に蓋をしている状態と言えます。
そこにウイスキーと同量程度の水を加えることでアルコール度数が低くなり、蓋が外れます。
そして奥に隠れていた味わいや香りを感じることができるということですね。
水を入れるといろいろな味がする!
ウイスキーの楽しみ方の一つです!
まとめ
- ウイスキー初心者でも飲みやすい
- ジェムソンの香味を感じることができる
ホットウイスキー
意外かもしれませんが、ウイスキーはホットにしても美味しいんです。
日本酒も熱燗にして飲みますよね?
原理は同じです。
寒くなってくると、このホットウイスキーが美味しいんですよ!
湯気にのってウイスキーの香りが漂ってくるんです。
それはそれは良い香りです。
使うウイスキーによっても香りは違ってきますから、楽しみ方はウイスキーの数だけあるのも面白いですね。
ジェムソンはしっとりしたやさしい穀物の香りが特徴的ですから、ホットウイスキーのも相性もとてもいいです。
湯気にのって香るジェムソンの匂いは、心もホットにしてくれるんです。
ちょっと大人で贅沢な晩酌をしたい人には特におすすめしたい飲み方ですよ!
まとめ
- ジェムソンは香りがいいのでホットが美味しい
- 湯気にのって穀物が香る
- 心もホットに
ジェムソンの歴史
ここからはジェムソンの歴史についてかんたんに紹介していきます。
ジェムソンの誕生
ジェムソンのボトルには1780年の文字が描かれています。
この年はかつてジェムソンを作っていたボウ・ストリート蒸留所の創立年です。
ボウ・ストリート蒸留所を立ち上げたジョン・ジェムソンは、1786年に晴れて蒸留所のオーナーとなりました。
そこから順調に生産量を増やし、1805年にはウイスキー生産量世界第一位に輝きました。(すごい!)
更に18世紀後半には、「ボウストリート蒸留所」「ジョンズレーン蒸留所」「マロ―ボーンレーン蒸留所」「トーマスストリート蒸留所」が創業し、アイルランドの首都ダブリンにちなんでダブリンのビック4と呼ばれました。
とにかく生産量が多く、1900年頃にはスコットランドの一つの蒸留所で作られる生産量の3倍近い原酒をそれぞれの蒸留所が生産していたんです。
アイリッシュウイスキーの停滞期
ものすごい量の原酒を生産し続け、20世紀初めには約3800万リットルを作ったアイルランド。
この頃はアイリッシュウイスキーのピーク、まさに敵なし状態です。
しかしここから自体は急転、アイリッシュウイスキーは衰退の一途を辿ってしまいます。
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主な原因は3つになります。
衰退の原因
- 連続式蒸留器が大活躍
- アイルランド独立戦争
- アメリカ禁酒法
①連続式蒸留器が大活躍
これはグレーンウイスキー(穀物が原料)を作るための装置で、スコットランドで導入されはじめます。
それまでウイスキーを作るのに使っていた単式蒸留器よりも生産性がよく、どんどんウイスキーを作ることができました。
生産コストの低いグレーンウイスキーは、モルトウイスキー(大麦麦芽が原料)と混ぜることでブレンデッドウイスキーが生まれました。
スコットランドはこの新しい蒸留器でどんどん市場を拡大していったのに対し、アイルランドは古い製法にこだわり続けます。
その結果生産量はどんどん抜かれ、スコッチのアメリカ進出も相まってアイリッシュウイスキーは徐々に苦しくなっていきました。
やはり時代に逆らってはいけないのか……
職人魂を燃やすことはできても、必ずしも成功するとは限りませんものね…
②アイルランド独立戦争
1916年からの独立戦争の影響でアイリッシュウイスキーは英国圏から追い出されてしまい、ウイスキーが出荷できなくなってしまいます。
③アメリカ禁酒法
英国圏から追い出されてしまったアイリッシュウイスキーは、最後の市場であったアメリカを頼りにしていました。
しかし、1920年~1933年に施行されたアメリカ禁酒法によってアイリッシュウイスキーはさらに売り場をなくしてしまいます。
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以上の出来事から、アイリッシュウイスキーは衰退していきました。
ジェムソンも当然甚大な被害を受けたのです。
ミドルトン蒸留所
アイリッシュウイスキーに元気が戻ってきたのはそれから先の1966年頃から。
アイリッシュウイスキーメーカーが力を合わせ、「アイリッシュ・ディスティラーズ・グループ」が誕生しました。
これにより母体の底力がぐ~~~んと伸びて資金繰りも安定、アイリッシュウイスキーは徐々に元気を取り戻します。
そして1975年、新しい蒸留所「ミドルトン蒸留所」が新設され、ジェムソンはここでジャンジャン仕込まれていきます。
今では蒸留所単体で生産されたウイスキーで世界3位の生産量になりました。
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ジェムソンのラインナップ紹介
ここからはジェムソンのファミリーを紹介します。
いくつかのボトルが発売されているので、ジェムソンが気に入った人は他のボトルも試してみると楽しめますよ。
ジェムソン スタンダード
アルコール度数 | 40% |
内部ボリューム | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 1,800円 |
香り | 香ばしい、まろやかな香り。微かなシェリー香が感じられ、ほのかなフローラルに、スパイシーなウッディネス甘みが散りばめられた香り。※公式サイト参考 |
味わい | スパイシー、ナッツ、バニラの絶妙なバランスの中に、シェリーの甘みがほのかに混ざり、すばらしくなめらかな味わい。※公式サイト参考 |
一番手に入れやすい、スタンダードなボトルです。
流通量もかなり多いので、近くのスーパーなどに売っているのではないでしょうか。
味についてですが、このボトルはとても美味しいと思います。
価格から考えたら充分な満足度ですね。
アイリッシュウイスキーに多い3回蒸留によって作られている原酒を使用し、とても滑らかな口当たりになっています。
よくオイリーと表現されますが、口に入れた時にねっとりした感覚を感じるとオイリーと表現することが多いです。
ジェムソンは口当たりがねっとり、味わいにも奥にオイルっぽさを感じます。
なんか美味しくなさそうに感じますか?(笑)
いやいやこれが美味しいんですよ。
騙されたと思って一度飲んでみてほしいです。
特にウイスキー初心者の人にはおすすめしたいボトルです!
オイルっぽさと穀物の甘みをしっかり味わえますよ。
初めて飲むアイリッシュウイスキーはジェムソンで決まりですね!
ジェムソン スタウトエディション
アルコール度数 | 40% |
内部ボリューム | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 2,750円 |
香り | フルーツ・スパイシー |
味わい | モルティ・スパイシー・ホップ |
Eight D Brewingという、アイルランドのクラフトビール醸造所とのコラボレーションボトルになります。
このボトルの面白いところは、一度ジェムソンの熟成に使った樽でビールを作り、更にもう一度ジェムソンの熟成に回します。
ビールを作った樽で熟成させたウイスキーはかなり珍しいものですね。
ジェムソンのオイリーで穀物の甘みが詰まったウイスキーに、ビールのホップの苦みとモルトの甘みが加わったウイスキーです。
珍しさはありますが、飲む人を選ぶボトルかなと思いますね。
ウイスキー初心者には向かないですが、ちょっと変わったウイスキーを飲んでみたい人にはいいかもしれませんね。
ジェムソン ブラック・バレル
アルコール度数 | 40% |
内部ボリューム | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 3,300円 |
香り | フルーツ・スパイシー |
味わい | フルーティ・モルティ・バニラ |
ジェムソンは熟成に使う樽に、バーボン樽・ワイン樽・シェリー樽を使用しています。
そのうちバーボン樽に対して、樽の内側を焦がすチャーリングを再度行った樽を使用して熟成したのがブラックバレルです。
バーボン樽は内側を焦がすチャーリングを行うのが一般的です。
もちろんお古のバーボン樽は一度チャーを行っています。
しかしこのまま熟成に使っては普通のバーボン樽ですね。
熟成に使う前にもう一回焦がしてみる?
もっと樽成分出るんじゃない?
そんな感じで生まれたのが追加でチャーリングした樽。
その樽を使ったのがブラックバレルということです。
通常ボトルよりも樽成分が染み出ていて、バニラ香やアーモンドのような香ばしさがあります。
少しバーボンによったアイリッシュウイスキーとイメージするとわかりやすいかも知れません。
こちらもちょっと変わった趣向のウイスキーを飲んでみたい人にはいいボトルです。
ですが、ウイスキー初心者の人が飲むとちょっと味がわからなくなるかも。
まずは基本となるウイスキーを試してみてください。
ジェムソン美味しい!他のボトルも飲んでみたい!
こんな人にはとてもいいボトルですよ!
ジェムソン ボウ・ストリート18年
アルコール度数 | 40%(ボトルにより多少変動) |
内部ボリューム | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 16,300円 |
香り | フルーツ・ウッディ |
味わい | フルーティ・バニラ・シェリー |
こちらのボトルは18年という長期熟成により誕生したボトルですが、それだけではありません。
普段ジェムソンを製造しているのはアイルランド南部にあるミドルトン蒸留所です。
そこで作られた原酒を、アイルランド東部の首都ダブリンにあるジェムソン生誕の地「ボウ・ストリート」まで運び熟成します。
ジェムソンが生まれた地で熟成させる、とても気持ちのこもったボトルです。
さらにこのボトルは、樽から出して一切加水を行わないカスクストレングスでボトリングされています。
ウイスキーは通常、樽から出したら水を加えてアルコール度数を調整します。
しかしボウストリートはあえて加水をせず、樽から出したままのウイスキーに仕上げています。
そのため樽ごとのバッチナンバーでアルコール度数が違うのが特徴です。
味わいはとてもまろやかで芳醇です。
長期熟成したウイスキーは雑味が取れ、綺麗な味わいに仕上がっていますね。
とても長い余韻も美味しさを引き立てています。
かなり高級なウイスキーなので、一般の人はなかなか手が出ませんね。
私もいつ飲めるかわかりません(笑)
懐に余裕がある人はぜひ試してみてください。
ジェムソンの飲み方まとめ
それでは本記事をまとめてみましょう。
まとめ
- 飲み方はハイボール・トワイスアップ・ホットウイスキーがおすすめ
- 一度衰退したが、奇跡の復活を果たした
- コスパがいい
- ウイスキーは超絶美味しい
山も谷も経験したジェムソンは、その経験から多くを学びました。
だからこそ今でも美味しいウイスキーを作り続けることができるんですね!
生産量もさることながら、味わいもとても上品なジェムソン。
ウイスキー初心者にもおすすめなウイスキーなので、ぜひ試してみてくださいね!
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