こんにちは!たこぷーです!
ウイスキーってホント美味しいですよね!
複雑で香り豊かで、しかもいろいろな飲み方で楽しめます。
そんなウイスキーですが、作るために使われている材料は何かご存じですか?
「米かな?」「小麦かな?」など
疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、ウイスキーの原材料を徹底的に調べ、みなさんにわかりやすく解説していきます!
ウイスキーに対する理解が深まれば、もっとウイスキーを楽しめるようになりますよ!
原材料を見ればある程度の味わいが想像できるようになるので、飲んだことのないウイスキーを選ぶときに役にたちますね!
明日から使える小ネタにもなるかもしれませんよ?
あ、私ですか?
私たこぷーはこんな人です。
それでは最後までご覧ください!
この記事でわかること
ウイスキーの原料
原料それぞれの役割
ウイスキーは超絶美味しい!
Contents
ウイスキーの原料ってなに?
そもそもウイスキーは何を使って作られているのでしょうか?
興味を持って調べてみないとなかなかわからないですよね?
まずは簡単に紹介していきます。
穀物
ウイスキーには数種類の穀物が使われています。
穀物の種類
- 大麦麦芽(モルト)
- 大麦
- 小麦
- トウモロコシ
- ライ麦
- オート麦
こうやって洗い出してみるとたくさんありますね。
ウイスキーにはこれだけの種類の穀物が使われています。
国や産地によって使える材料に制限があり、決められたルールの中でウイスキーは作られています。
奥が深いーーー!!
水
ウイスキー作りに欠かせないのが水です。
熟成したウイスキーに加水してアルコール度数を調整するのに必要ですし
糖化・発酵という工程でも仕込み水として大量に使用します。
水はウイスキーの味わいを決める大事な要素なので、各蒸留所も水の品質にはこだわっています。
ウイスキーの原料『穀物』
ここからは、主な原料である穀物について紹介します。
大麦麦芽(モルト)
大麦を原料にし、モルトを作ります。
まず収穫した大麦を1~2カ月ほど寝かせ、水につけて保有水分量を増やします。
大麦の水分保有量を増やすことで、大麦が発芽する環境を作るためです。
大麦の水分がおよそ45%程度になると、大麦に小さな芽が出てきます。
ついに大麦が発芽しましたね!
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大麦の発芽を確認したら、今度は一定の温度環境下で撹拌してよく空気に触れさせます。
とにかくよく撹拌して空気に触れさせることが大切です。
今では機械を使って撹拌するのが一般的ですが、昔ながらの方法である人力による撹拌を行っている蒸留所もあります。
広い面積を持つ床に広がった大麦を、専用のスコップで何度も何度もかき上げる作業を行うのです。
非常に重労働で、撹拌を行う職人はみな肩を壊してしまうのだとか。
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撹拌を繰り返しながら約一週間ほどすると、芽が伸びてきます。
大麦に対して約3分の2程度まで芽が伸びたら大麦麦芽(モルト)の完成です。
モルトを作るだけでも一苦労ですね!
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ウイスキーボトルにモルトウイスキーの表記があるものは、原料にモルトのみを使用しています。
ウイスキーは職人が肩を壊しながらも丹精込めて作っています。
美味しいのも納得ですね!
\ウイスキーの製造方法について解説しています/
大麦
モルトを作るための原料です。
大麦には主に二条麦と六条麦がありますが、ウイスキーの原料となるのは二条麦になります。
それぞれの特徴を以下にまとめました。
大麦の特徴 | 二条麦 | 六条麦 |
粒の大きさ | 大きい | やや小さい |
穀皮 | 薄い | 厚い |
用途 | ビール・焼酎・ウイスキー | 麦茶・押麦 |
比較すると用途も違いますね。
二つの大麦は実の付き方も違います。
茎に対して対角に一つずつ実がなっているのが二条麦
茎の周りにグルッと6個実がついているのが六条麦となります。
大麦をモルトにせずに、穀物のままウイスキーの原料として使用する場合もあります。
穀物のまま使用する場合は、グレーンウイスキーの原料として使用します。
小麦
主にパンや麺、お菓子の原料として使用される小麦ですが、ウイスキーにも使用されているものがあります。
穀物を原料としたグレーンウイスキーに使われ、味わいをマイルドにする役割があります。
トウモロコシ
穀物を主原料とするグレーンウイスキーや、バーボンに使われます。
アメリカンウイスキーであるバーボンでは、トウモロコシを51%以上使用することが義務付けられています。
更にコーンウイスキーでは、トウモロコシを80%以上使用して作られているんです。
ウイスキーのことを知らない時期は、原料にトウモロコシが使われていることに驚きました!
ウイスキーが複雑な味わいを持っているのは、いろいろな原料が使われていることも要因となっています。
ライ麦
ライ麦もグレーンウイスキーで使用されています。
アメリカンウイスキーとカナディアンウイスキーではメインの原料として使用されることもあり、ライウイスキーとして売り出されます。
ライウイスキーは種類は少ないですが、穀物のうま味を味わえるウイスキーなのでおすすめですよ!
ライ麦を使用すると、ウイスキーにオイリーでスパイシーな味わいが付与されます。
ウイスキー以外ではライ麦パンなどに使用されていて、小麦パンよりも栄養価が高く糖質が低いので、ダイエット中の食事として効果がありますよ!
ウイスキーの原料『水』
水もウイスキー作りには欠かせない原料です。
ウイスキーの大半は水分なので、口当たりや味わいに強く影響します。
ウイスキーにとって水とはどういった存在なのか、紹介していきます。
厳選された仕込み水
ウイスキーと水は切っても切れない関係にあります。
ウイスキーを作るうえで様々な工程で水を使用しますが、ウイスキー作りでは仕込み水と呼ばれます。
科学的な処理を施した水道水のような水ではなく、ミネラルが豊富な天然水を使用するのが一般的ですね。
各蒸留所では厳選した天然水を使用していて、それぞれの蒸留所で決められた水源をもっているところがほとんどです。
美味しいウイスキーを作るには、美味しい水を使うことが絶対条件なのですね!
軟水と硬水
私たちが普段飲んでいる水は、大きく分けて軟水と硬水に分けることが出来ます。
水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が多ければ多いほど、水の硬度があがり硬水となります。
日本のウイスキーの多くは軟水で作られていて、アメリカンウイスキーは硬水で作られているものがほとんどです。
軟水か硬水かで、ウイスキーの味わいが変化するのも面白いですね!
\水についてはこちらの記事で詳しく解説しています/
原料別おすすめウイスキー紹介
ここからは原料別に見たおすすめのウイスキーを紹介していきます。
大麦麦芽(モルト)のウイスキー
モルトのみで作られたウイスキーはモルトウイスキーといいます。
更に一つの蒸留所で作られたモルトウイスキーのみを使ったウイスキーは、シングルモルトウイスキーといいます。
シングルモルトウイスキーは蒸留所の個性が出るので、銘柄ごとに全く違う味わいを楽しめるのでおすすめですよ!
美味しいシングルモルトウイスキーはたくさんありますが、特にお気に入りのウイスキーを紹介します。
本当に美味しいのでぜひ試してみてください!
\おすすめのシングルモルトウイスキーです/
大麦のウイスキー
大麦のみで作られているわけではないですが、アイルランドで作られているアイリッシュウイスキーでは大麦の風味を活かしたウイスキーが作られています。
原料全体を100と見た時に、未発芽大麦とモルトをそれぞれ30以上使うことが義務付けられているポットスチルウイスキーがあります。
通常ウイスキーを蒸留する工程は2回ですが、ポットスチルウイスキーは3回蒸留します。
大麦由来のなめらかさを堪能できるウイスキーを味わってみてください。
\おすすめのウイスキーです/
トウモロコシのウイスキー
トウモロコシを80%以上使い出来るのがコーンウイスキーです。
アメリカンウイスキーに分類され、基本は無色透明なウイスキーになります。
あまり日本の市場には出回らないので、見たことがない人が多いはずです。
気になる人は試しに飲んでみてはいかがでしょうか?
新たな発見があるかもしれません!
\おすすめのウイスキーです/
小麦のウイスキー
小麦のみを使ったウイスキーはありませんが、ウイスキーでは珍しい冬小麦という品種を使ったウイスキーがあります。
バーボンウイスキーのメーカーズマークは、蒸留所の目の前に冬小麦の自家農園を持っています。
そこで栽培された自家製の小麦を使い、昔から変わらない製法・レシピでウイスキーを作り続けています。
\おすすめのウイスキーです/
ライ麦のウイスキー
アメリカンウイスキーにはライウイスキーというものがあります。
ライ麦を51%以上使用して作られるウイスキーで、奥深さやスパイシーな味わいを感じることができます。
ウイスキーの原料のまとめ
それでは本記事をまとめてみましょう。
まとめ
- 主に使われているのはモルト(大麦麦芽)
- その他いろいろな穀物が使われている
- 使う原料で出来るウイスキーが異なる
- 水もとても大事な原料
- ウイスキーは超絶美味しい
ウイスキーに使われる原料は穀物が多く、それゆえに甘く香ばしい味わいになることがわかりましたね!
ウイスキーは製法や原料がわかると、より美味しく感じて楽しむことができるものです。
もっと理解を深めて美味しくウイスキーを楽しみましょう!
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