日本でも有名な銘柄であるワイルドターキー。
ボトルに描かれた七面鳥がトレードマークです。
名前だけ聞くと「アルコール感が強そう」「辛そう」なんて思ってしまいそうですよね?
実はワイルドターキーは、名前とは反対にとてもまろやかで飲みやすいウイスキーなんです!
まだワイルドターキーを飲んだことがない人は気になってきたのではないでしょうか?
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この記事では、ワイルドターキーがとても飲みやすいウイスキーだということを紹介します!
ウイスキー初心者の人でも美味しく飲むことが出来るので、とてもおすすめですよ!
この記事でわかること
ワイルドターキーの美味しさ
ワイルドターキーの美味しい飲み方
ウイスキーは超絶美味しい!
Contents
ワイルドターキー8年の歴史【飲み方紹介】
ここではワイルドターキーの歴史について紹介していきます。
ワイルドターキー蒸留所
ワイルドターキー蒸留所は、1869年にトーマス・リピーという人物が創業を始めました。
創業時はリピー蒸留所という名前で運営をしていましたが、その後オーナーが転々と変わりました。
しかし1905年、トーマス・リピーの息子のリピー兄弟が蒸留所を買収し、順調な経営を続けていきます。
ワイルドターキー蒸留所が世界に広く知られるようになったのは、オースティンニコルズ社が蒸留所を買収した1970年頃からです。
この頃から、バーボンを世界に広めようと様々なボトルが生まれていきます。
ラベルの七面鳥の意味は?
ワイルドターキーのボトルには七面鳥が描かれていますが、ある出来事に由来しています。
1940年の蒸留所オーナーであったトーマス・マッカーシーの趣味は七面鳥狩りでした。
仲間たちと共に狩りに向かう時には必ず自身が作ったバーボンを持参し、皆にふるまっていたそうです。
マッカーシーが持って行ったバーボンは仲間から称賛され、仲間の一人がバーボンをワイルドターキーと名付けたことから始まりました。
かなりハイセンスな名称だと思いませんか?
野蛮な七面鳥ってかっこいいですよね!
ワイルドターキーの製法
ここからはワイルドターキーのこだわりの製法を紹介します。
厳格な品質管理
ワイルドターキー蒸留所では、独自の厳しい基準を設けて厳正な検査を受かった材料のみを使用しています。
しかも年に4回もテストを行い、徹底的に品質管理をしています。
この厳しい基準が品質の高いウイスキーを生み出しているのです。
また、アルコール発酵する際の酵母は60年も昔から受け継がれてきた自家製の酵母を使っています。
夏は気温が高くなり品質管理に影響がでるため、仕込みや発行を行わないようにしているのだそう。
ワイルドターキーのこだわったウイスキー作りが高い品質を保っていることが良くわかりますね!
低いアルコール度数で蒸留
バーボンの定義には、アルコール度数80%以下で蒸留することが義務付けられています。
逆に言えば、80%未満までアルコール度数を高められるのですが、ワイルドターキーはあえて低いアルコール度数で蒸留をしています。
2回の蒸留を経て、60~65%のニューウイスキーを作り、55%程度で樽詰めをしています。
低いアルコール度数でウイスキーを製造すると生産性が落ちます。
作業量に対して出来るウイスキーが少なくなるということですね。
しかし、ワイルドターキーは徹底的に品質にこだわりを持っています。
低いアルコール度数で蒸留することで、原材料のもつ風味を損なうことなくウイスキーを作ることが出来ます。
ワイルドターキーの持つ力強い風味や味わいは、徹底した品質へのこだわりが生み出しているのです。
少ない加水でボトリング
通常ウイスキーは、樽から出されボトルに詰める時に、水を混ぜてアルコール度数を調整して瓶詰めします。
樽から出したウイスキーのアルコール度数が高い場合は、それだけたくさんの水を混ぜることになります。
ワイルドターキーは樽詰めするときのアルコール度数が低いので、混ぜる水の量も少ないです。
そのため、樽熟成した後の風味をなるべくそのままにボトルに詰めています。
とにかく品質にこだわっているワイルドターキーならではの製法ですね。
飲み手に美味しいウイスキーを飲んでもらいたいという気持ちが伝わってきます!
ワイルドターキー8年の美味しい飲み方は?
ここからはワイルドターキー8年の美味しい飲み方を紹介します。
ロック
ワイルドターキーを一番楽しむ飲み方はオンザロック!
個人的にはそう思っています!
ワイルドターキーはとにかくコクがあってフルーティーなウイスキーです。
氷が解ける前でも加水されて薄まった時でもほんとに美味しく飲めます!
どっしりとした味わいを持っているので、どんな飲み方でもブレないウイスキーですね。
味わいに変化があるロックは、ある意味ワイルドターキーを楽しむのに最も適しているのではないかと思いますよ!
ハイボール
ハイボールも特におすすめです!
ワイルドターキーの芳醇な風味や香りを堪能できます。
炭酸の泡にのって香ばしい香りが広がりますよ!
\ハイボールを詳しく解説しています/
ストレート
風味豊かなワイルドターキーはストレートもおすすめです。
ウイスキー初心者の人でも意外と飲めてしまうほど、フルーティーなウイスキーですよ!
ピリッとした刺激の中に果物を感じます。
人によっては接着剤のような味わいを感じますが、これも全体のバランスを考えれば悪くない味わいです。
ワイルドターキー8年の飲み方はカクテルもおすすめ!
バーボンには様々なカクテルがありますが、ワイルドターキーはカクテルを作るのにも向いています。
ここからはおすすめのカクテルを紹介します。
オールドファッションド
アメリカンウイスキーベースのカクテルです。
19世紀に、ケンタッキーダービーが行われているチャーチルダウンズ競馬場のバーテンダーが考案したカクテルだという説が有名です。
甘さと苦みがうまくマッチしたカクテルになります。
レシピ
- ワイルドターキー :60ml
- アンゴスチュラ・ビターズ :2滴
- 砂糖 :お好み
- カットオレンジ
作り方
step
1グラスに砂糖を入れアンゴスチュラ・ビターズを振りかける
step
2氷を入れる
step
3ウイスキーを注ぐ
step
4カットオレンジを入れる
step
5オレンジに軽く傷がつく程度に潰す
完成です!
甘さについては、自身で砂糖を調整してお召し上がりください!
アンゴスチュラ・ビターズは様々なカクテルに使用するものです。
これからいろいろなカクテルを試してみたい、飲んでみたいという人は一本持っておいてもいいですね!
自宅でカクテルを楽しめるようになると、友人を招いた時や恋人と一緒に過ごすときに
とても有意義な夜を体験できます。
ムードもいいし、お酒もおいしい!
マンハッタン
ニューヨークのマンハッタンに落ちる夕日をイメージしたカクテルになります。
甘さと苦みがバランスよくマッチしたカクテルで、特に女性に人気があります!
レシピ
- ワイルドターキー :30ml
- アンゴスチュラ・ビターズ :2滴
- スイートベルモット :15ml
- マラスキーノチェリー :一粒
作り方
step
1グラスに氷を入れグラスをよく冷やす
step
2グラスに材料を入れよく混ぜる
step
3氷は取り除く
step
4マラスキーノチェリーを飾る
完成です!
スイートベルモットは甘口のフレーバードワインのことで、様々なカクテルに使用されます。
こちらもカクテルにはよく使われるものなので一本あると楽しみが増えますよ!
自分でカクテルを作れるようになると、晩酌がとっても楽しくなります!
カクテルを作る際は専用の道具があるといいのですが、持っていない人も多いと思いますので今回は簡単なつくり方です。
ミキシンググラスを持っている人は使いましょう。
こちらは使い方になります。
カクテルはハマるとかなり奥が深いので、覚悟して臨みましょう(笑)
カクテルを作れる自分に酔うのも有りです!!
カウボーイ
※画像はイメージです
こちらはバーボンとミルクで作るカクテルになります。
バーボン=アメリカ
ミルク=牛
アメリカと牛と言ったらカウボーイですよね!
カウボーイはミルクで作るカクテルということで、ものすごいマイルドな口当たりが特徴です。
一口飲むと何とも言えない幸せな気分になれるカクテルで、女性におすすめしたいですね!
レシピ
- ワイルドターキー :30ml
- 牛乳 :50ml
- 砂糖 :小さじ1
作り方
step
1グラスに氷を入れグラスをよく冷やす
step
2グラスにウイスキーと牛乳と砂糖を入れよく混ぜる
step
3アクセントにナツメグやシナモンパウダーを入れる
完成です!
ミントジュレップ
バーボンウイスキーをベースにミントを使った爽やかなカクテルです。
競馬のケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクとしても有名ですね。
夏の暑い時期に飲むと、爽やかで爽快な気分になれておすすめですよ!
レシピ
- ワイルドターキー :45ml
- 強炭酸 :30ml
- シロップ :小さじ1
- ミントの葉 :適量
- クラッシュドアイス :グラス一杯
作り方
step
1グラスに氷を入れグラスをよく冷やす
step
2氷が解けて出来た水は捨てる
step
3あらかじめ氷を細かく砕いたクラッシュアイスを用意しておく
step
4ウイスキーとシロップとミントの葉を入れる
step
5ミントの葉を少し潰しながら混ぜる
step
6強炭酸を注ぐ
step
7クラッシュアイスをグラス一杯まで入れなじませる
完成です!
こちらの動画で作り方を紹介しています。
ワイルドターキー8年の仲間たちを紹介【飲み方紹介】
ワイルドターキーには様々なボトルがあります。
ここからはワイルドターキーの仲間たちを紹介します。
ワイルドターキー8年
アルコール度数 | 50.5% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 2,800円 |
香り | バニラ・コーン |
味わい | バニラ・フルーティー・ウッディ |
8年熟成させたワイルドターキーです。
アルコール度数50.5%を感じさせないほどのなめらかさ&フルーティーさです。
バニラの甘みが強く、口に含むといろいろなフルーツが現れます!
しばらくすると樽のような接着剤のような味わいもやってきます。
しかし飲んだ後からやってくる苦みはそれほど気になりません。
どっしりとしたこれぞバーボンといった味わいですね!
ウイスキー初心者の人でも美味しくいただけるウイスキーとなっています。
私が初めて飲んだ時はまだウイスキーを飲みなれていなかった時期だったのですが
ウイスキーってこんなに美味しいのか!?と感動したのを今でも覚えています。
ウイスキーを好きになるきっかけになったボトルの一本ですね!
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキースタンダード
アルコール度数 | 40.5% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 2,100円 |
香り | バニラ・洋ナシ |
味わい | バニラ・フルーティー・ウッディ |
6~8年熟成した原酒をブレンドしているボトルで、ワイルドターキーのレギュラーボトルになります。
フルーティーさに加え、しっかりとウッディさも感じることができるクオリティの高いボトルになっています。
国際コンペティションで金賞や銀賞に称された実力もあります。
8年に比べると若干軽い印象があるので、はじめてバーボンを飲んでみるという人はちょうどいいかも知れません。
それでも価格以上の美味しさなので、とてもコスパの良いウイスキーです!
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキー13年
アルコール度数 | 45.5% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 7,300円 |
香り | バニラ・フルーティー |
味わい | バニラ・フルーティー・穀物 |
こちらは原酒を13年熟成させたボトルです。
バーボンは13年も熟成させると味わいが柔らかくなりすぎるのですが、ワイルドターキーは程よいバランスでボトリングされています。
熟成が進んでかなりマイルドな大人な味わいに仕上がっているのが特徴ですね。
13年は薬草のような香り、そしてしっかりと穀物の甘みや味わいを感じます。
一度は飲んでみてほしいボトルですね!
正直かなり高いのでなにかのお祝いとか、イベントがあるときくらいしか飲めませんが
ワイルドターキーの熟成した深みのある味わいを堪能できるかなり美味しいボトルですよ!
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキーライ
アルコール度数 | 40.5% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 3,400円 |
香り | バニラ・ライ麦 |
味わい | バニラ・穀物・スパイシー |
原料にトウモロコシではなくライ麦を51%以上使用しているボトルになります。
レギュラーボトルよりも甘みが控えめになり、かわりにライ麦由来の深みのある香味が印象的です。
スパイシーさも加わり、より大人なウイスキーになりました。
カクテルにもよく使われているボトルになりますね。
ライ麦の風味や味わいを感じたい人にはちょうどよいボトルとなっています。
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキー レアブリード
アルコール度数 | 58.4% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 5,500円 |
香り | バニラ・蜂蜜・ナッツ |
味わい | バニラ・フルーティー・樽 |
こちらは6・8・12年熟成の原酒をブレンドし、加水を一切しないでボトルにした一本です。
アルコール度数はかなり高く、驚異の58.4%!
しかし、この高いアルコールを感じさせないうま味があります。
非常に上品な味わいで、フルーティーであり香ばしくもあります。
口に含むとフルーツの味わいが口いっぱいに広がり、あとから樽の味わいが追いかけてきます。
洗練された味わいは高く評価されていて、国際コンペティションで銀賞にも輝いています。
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキー ケンタッキースピリット
アルコール度数 | 50.5% |
内容量 | 750ml |
参考価格(ネット販売) | 10,000円 |
香り | バニラ・熟した柑橘系フルーツ |
味わい | バニラ・フルーティー・チョコレート |
マスターディスティラー(ウイスキー作りを深く綿密に理解している人)であるジミー・ラッセルとエディー・ラッセル親子が
8年以上熟成した貴重な樽原酒から厳選した原酒のみを使い、さらに一つの樽のみでボトリングされたプレミアムな一本です。
樽からボトリングされた日付、貯蔵所、樽№が手書きで記されています。
味わいはとても深みがあり、一言では言い表せない複雑な味わいです。
とにかくフルーティーさがあり、バーボンの力強さもしっかりと感じます。
数々の賞も取っているボトルですので、一度は飲んでみたい一本ですね。
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキー アメリカンハニー
アルコール度数 | 35.5% |
内容量 | 700ml |
参考価格(ネット販売) | 2,800円 |
香り | バニラ・蜂蜜 |
味わい | バニラ・キャラメル・蜂蜜 |
ワイルドターキーに蜂蜜フレーバーを加えたものです。
非常に甘いウイスキーなので女性にとくにおすすめです。
ウイスキー初心者でも飲みやすく、ストレートでもゴクゴク飲めてしまいますよ!
しかし、ウイスキーを飲みなれている人には少々甘すぎるかもしれませんのでご注意を。
おすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- 水割り
ワイルドターキー8年の飲み方まとめ
ワイルドターキーは名前からは想像もできないほど、なめらかで甘い味わいのウイスキーです。
しかし、バーボンの男らしさのような力強い味わいもあわせもつ、万能なウイスキーです。
ウイスキーを飲みなれていない人にもおすすめできる、とてもクオリティの高いボトルということがわかりましたね!
これからウイスキーを飲んでみるという人にもちょうどいいウイスキーなので
ぜひ飲んでみて下さいね!
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